Server CA – トラブル / 移行 / 更新 (19%)【Tableau】

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トラブルシューティング

ブラウザでのサードパーティクッキーの要件

クッキーとは「データをブラウザに一時保管するもの」で Tableau Server ではサインインした段階で「ファーストパティCookie」が発行されます。そのため、ユーザーがブラウザでクッキーをブロックする設定をしているとサインインできません。

また「埋め込みビュー経由 / 信頼できる認証」ではブラウザが「サードパーティCookie」として扱うので、これがブロックされる場合、ブラウザ経由での Tableau Server サインインや埋め込みビューの閲覧ができなくなります。

ユーザー/実行サービスアカウントのPWをリセット

ユーザーのPW(パスワード)は、[サーバーユーザー]ページからのみリセット可能です。

実行サービスアカウントのPWは「tsm configuration set -k service.runas.password -v "<password>"」で設定でき「tsm pending-changes list」で確認した後「tsm pending-changes apply」で適用します。

レポーティング用のログファイルをパッケージ化

tsm maintenance ziplogs」を使うと、すべてのノードからログファイルの圧縮アーカイブを作成することができます。
※ ログファイルのパス: \Tableau Server\data\tabsvc\files\log-archives

またアーカイブを解凍すると各ノードに対するディレクトリが作成され、例えば Backgounder が2つのノードに存在する場合、以下のディレクトリが表示されます。

backgrounder_0.<version>.<build>
backgrounder_1.<version>.<build>

Tableau Server の exe_ で始まる一時ファイルは \Tableau Server\temp に保存されており、削除可能です。

tsmでサイトリソース検証

tsm maintenance validate-resources --site-id <siteID>」でサイトのワークブック/データソースを検証できます。

検索インデックスの再構築

検索の処理速度を上げるために「tsm maintenance reindex-search」で検索インデックスを再構築できます。

メンテナンス分析レポート

Serverイベントを構成することで「コンテンツの更新・サーバーモニタリング・ドライブの空き容量」などを通知することができます。

TSM では [構成] > [通知] > [イベント]からイベントを指定、CLI では「tsm configuration set -k <config.key> -v <true | false>」を使って設定します。

サポートリクエスト

WEBのサポートページからキーワードで検索し、該当の解決策がなければ新しくチケットを発行します。

移行とアップグレード

アップグレードプロセス

アップグレードの前に

・「ハードウェア」(主ノード:8コア, メモリ32GB, ディスク50GB,  追加ノード:4コア, メモリ16GB), 「ライセンス有効期限」(tsm licenses list), 「管理者, ADサービスアカウントのPW」を確認。
・証明証, キーなど重要情報をキャプチャ。
・スケジュールされたタスクを無効にしバックアップを作成。
・テスト環境に本番と同じバージョンのTableau Serverコピーをインストール。
・既存のDBを復元 (tsm maintenance restore)し既存のServer構成を手動でコピー。
※ アップグレード前に旧バージョンを削除してはいけません。テスト環境で成功した後本番でも実行してください。

実行手順

1. 新verをインストール
2. upgrade scriptを実行 (初期ノード → 追加ノードの順)
3. アップグレードの成功を確認 (プロセス: tsm status -v, ユーザーアクセス, 各種設定など)
4. \pakages ディレクトリから旧verのフォルダを削除
5. 完了

クリーン再インストール

クリーン再インストールの目的は「Tableau Server(のファイル, 設定, 構成など)」を完全に削除することです。

コマンドプロンプトから tableau-server-obliterate スクリプトを実行すればよく、-l オプションを用いると全てのライセンス認証も解除されます。実行は各ノードで行う必要があり、バックアップとログファイルは logs-temp にコピーされます。
※スクリプトのパス:\Tableau Server\packages\scripts.<version_code>\

異なるハードウェアに移行する方法

1. ライセンス認証解除 (tsm licenses deactivate --license-key <key>)
   ([構成] > [ライセンス発行] > [ライセンス認証の解除]でもできます)
2. 新しいマシンでの設定 (インストール, ライセンス登録, 設定, 構成など)
3. バックアップファイル.tsbakを \Tableau Server\data\tabsvc\files\backups にコピー
4. Tableau Serverを停止 (tsm stop)
5. 稼働中のデータを復元 (tsm maintenance restore -f <filename>.tsbak)
6. Tableau Serverを起動 (tsm start)
7. 追加ノードがあれば、それもインストール
8. 完了

※ Tableau Serverのライセンスは「本番環境, ステージング環境, sandbox用」で3回認証できます。
※ オフラインでライセンス認証を解除する場合、別途オフライン用のファイルを作成する必要があります。

後方互換性

旧verのワークブックを最新のTableau Desktopで開くことはできても、その逆はできません。

新verで作成されたワークブックを、旧verのTableau Serverにパブリッシュすることはできません。

※ ダウングレードを求められますがワークブックの ver は最後に編集した環境に依存します。
※ Desktop から手動でダウングレードする方法:[ファイル] > [バージョン名をつけてエクスポート]