就職後に大学院という選択肢
とうとう夏が過ぎ、大学3年の私も就職と大学院を考えなければならない時期が来ました。
文系の友達は多い人でサマーインターンに40社ほど応募し、すでに内定をもらっている人もいます。
ただ理工学部の友達はほとんどが院進なので、本気で就活を始めている人は少ないのが現状です。
そこで私は「就職 vs 大学院」でとても悩んでいます。
もし就職を選ぶのであれば、外資は選考が早いのでそろそろ動かなければいけません。
通常、外資はサマーインターンが選考に直結するといわれていますが、私の場合は幸いにもSalesforceの長期インターンに合格できたので他は全て辞退しました。
気持ちとしては、Salesforce の Tableau に就職するつもりだったのですが、Tableau は中途採用のみで来年の冬にならないとポジションが空くかもわからないので難しいです。。
ではどうすべきなのでしょうか。
現状考えられる選択肢は以下の3つです。
大学院へ行かない
理系ではやや否定的に捉えられがちですが大学院へ行かないという選択もあります。
学問や研究に興味がないのであれば大学院で2年間を捨てるのは勿体無いですし、院進した先輩方の話を聞いても「大学院は行かなくても良い」という声も少なくありません。
事実、私は2つの会社でコンサルタントとして働いていますが、今の仕事にとてもやりがいを感じており、何より純粋に楽しいのです。
社会人になるとさらに収入も増え親からも完全に自立できることから、学部卒で就職も結構アリなのではないかと個人的に思っています。
就職後に大学院
私の周りでは、社会人になって働きながら大学院へ行ったという人もいます。
ただ、相当ハードな生活になることは間違いないです。
育児・パートナーとの時間・仕事・大学院をすべて両立させるというのは相当な覚悟が必要となります。
生活に必要な時間を簡単に見積もっても、
8:00 – 9:00:出社・子どもの送迎
9:00 – 18:00:仕事
18:00 – 19:00:帰社・子どもの送迎
19:00 – 19:30:ご飯・風呂
は最低かかるとして、この時間から睡眠分の7時間を引くと残り「4時間半」となります。
もちろんこれには仕事終わりの雑談・飲み会・自分の趣味の時間などは一切含まれていません。
取引先との商談や接待などが入ればさらに時間は削られますし、仲間が夜の予定で盛り上がっている中でも自分だけ帰宅しなければなりません。
そして残った4時間半で授業に参加し、課題も完璧に終わらせる必要があります。
※実際にはこれに休憩時間も含まれると思うのでもっと大変です。
一方、私が尊敬する社員さん(留学先:北京大学)に話を聞くと、海外の大学は社会人の割合も多いし大学院はいつでもいけるのでそこまで焦る必要はないのではないかとのことでした。
また、優良企業であれば「大学院や留学の費用を会社が負担する」いう制度もあるので、それを活用するという手もあります。
※実際に私の勤務先でも年間65万円まで大学院への補助が出る。
学部から大学院へ進学(王道)
最後に最も一般的な「学部→大学院」という道を紹介します。
ほとんどの理系学徒がこれに該当すると思いますが、私の周りでは「就活で楽したい、もう少し学生でいたい」というも理由で院進を決める人が多いので、そこには少し疑問を感じています。
個人的には「もう少し研究を進めたい or 将来研究職に就きたい」という理由でなければ、院進しなくても良いのではないかと考えています。
何の目的もなく2年間を消費するのは勿体ないと感じませんか?
また、院進するのであれば「内部進学 / 外部進学」という2つの選択肢があります。
慶應の場合、内部進学だとそのまま4年時の研究室からそのまま上がれるのですが、外部進学という形で国立の院を目指すのであれば話は変わってきます。
TOIECやTOEFLの試験対策に加え、研究室見学、過去問の入手/その対策などやるべきことは山ほどあるのです。
これらの条件を加味してどちらが自分に適しているかをもう一度考えたいですね。
おわりに
ここまで今考えている3つの選択肢について見てきたが、現状では「学部卒で就職する」という思いが強いです。
まだ本格的に就活はできていないのですが、友達や先輩から情報を集めつつ、自分が興味のあることに色々チャレンジしていきたいなと思っています。
[2021/2/1 追記]: 幸いにも3年の冬に内定をいただいたので、私は学部卒で就職することに決めました。